原町性愛保育園は福島原発の30㎞の範囲にあり、今もなお放射能の影響下に置かれています。
そのなかでどのような生活をしているのか、どんな思いでいるのかを講演していただきました。
参加者の感想文をご紹介させていただきます。
A.K.さん
言葉を失いました。どんなにきれいな言葉や哲学を語るよりも、ただひたすらに
自分のいのちを文字通りかけて、子供たちとともに生きている姿に手を合わせるしかできません。
園長先生は、「子供たちのことを思ったら、自然にそうしていた」と言っていました。
それはエゴの世界を超え、真我から出る思いだと思います。それが天命を知ることだと思います。そのような方々を支えられていること、お野菜を送らせていただけること、本当に誇りに思います。
私自身も自らの天命に少しでも近づけるよう、日々精進したいと思いました。ありがとうございました。
Y.I.さん
言葉ではない皆様の命の声だと感じました。
思いを実現させていることに真のすごさ、人間の本当の力を知ることができました。
みかえりを求めていてはできないことです。
一途に他者のことを思っているからこそできると思いました。
自分は、バカになって自分を捨てることが課題ですが、そんなレベルのことではなく、
本当に他者のことを思えば、自然とできることなのかもしれません。
自分も野菜作りを通して、多くのいのちと未来を支えているのだと信じ、一途に努力
する心を育てたいと思います。
実体験のお話は、心の底まで響きました。あるがとうございました。
Y.K.さん
遠藤先生のお話を聞いて、なぜ、原発30km圏内から、逃げずに、子供たちを守ってゆく
決意をしたのか考えました。遠藤先生自身、“なぜ”と問われると、「やらなければ、と思うことをした」というお答えでした。
原発の事故以前に、子供たちとの関わりの中ですでに自分のことより子供たちのことを思うほど、愛されていたのだと思います。
お話の中からも、子供たちを思う所が数多くありました。子供たちが家に引きこもっていては、精神的に良くないと、保育園を開放したり、園内の溝や、草、コンクリートの上まできれいに除染していったり、子供たちがのびのびと外で遊べないで、大事な経験が得られなかったり、お野菜を子ども達に送るのは、少しでも子どもたちの感性を開き、
より多くの経験を得る機会をふやしているのだと思いました。
食べるもので、考え方も変わると私は考えています。少しでもいいものを、食べていってほしいと思います。








