ブログ説明


公益財団法人いのちの森文化財団は、「地球全体のいのちの営み」を根底に据え、いのちあるものすべいてが仲間同士であるという意識〔ユニバーサル・ユニティー〕を創造し、
自然と調和した文化の振興発展を目指すとともに、人々の心の豊かな地域社会の形成に寄与することを目的とした財団です。
ご感想・お問合せは、メール zaidan@inochinomori.or.jp までお願いいたします。

2011年8月30日火曜日

8月28日 ひとりひとりがとっても大事・・・              山元加津子さん講演会

山元加津子さん
(やまもとかつこ1957年~)は、
石川県立明和養護学校(特別支援学校)教諭。
作家でもある。文筆・講演・写真・イラストを通して
子供たちに対する理解を訴えている。
愛称は、「かっこちゃん」。
石川県立金沢二水高等学校・富山大学理学部卒業
石川県金沢市出身。


山元加津子さんのとても素敵な講演会に行かせて頂きました。
山元さんはたくさんの素晴らしいお話を
ユーモアを交えてお話して下さいました。
どんな人も伝えたい“思い”を持っているという事を
かっこちゃんは養護学校で
子どもたちと接する中から教えて下さいました。


『ごはんの話』
養護学校の子どもさんが、
夏休みの研究にごはんの研究をしたそうです。
プリンの空き容器にごはんを入れて、
ひとつには「大好き」と言葉を掛けてあげて、
もうひとつには「嫌い」、もうひとつには「死ね」など、
明るい言葉を掛けてあげたごはんと
暗い嫌な言葉を掛けたごはんの傷み方を研究されたそうです。
すると、「大好き」と声を掛けたごはんの方が傷みが遅く、
「嫌い」「死ね」などの言葉を掛けた方の
ごはんは早く腐ってしまったそうです。
ごはん粒一粒一粒にも「大好き」は嬉しいように、
私たちの細胞も生まれたときから
「大好き」は嬉しいように作られている、
かっこちゃんはそうお話して下さいました。


『かおりちゃん』
何度発声練習をしても話せなかった女の子がいます。
その子のお母さんは、
「小学校に上がっても声を出すことが出来ないと
もう話は出来ないとお医者さんに言われました。
かおりは話すことは出来ない。
スクランブル交差点で迷子になっても一人でポツンと
立ちすくんでいるかおりを見たとき
私はこの子に話すことを望まなくなりました。
ただママって呼んでもらいたかっただけなのに。
先生、この子に話をさせることはこの子を苦しめるだけです。
止めてください。」
かおりちゃんは、かっこちゃんと段々仲良くなって、
かっこちゃんのことが大好きになって、
かっこちゃんの真似をするようになって・・・

ある日ふとしたきっかけで“声”が出ました。
かっこちゃんはお母さんにそのことを伝えたくて、
かおりちゃんのお家に遊びに行って、話しをしました。
最初は信じてくれなかったお母さんでしたが、
「かおりちゃんママって呼んで。」と言うと、
「マーマ・・・」
お母さんは声を上げてかおりちゃんを抱きしめて泣きました。



人は人に自分の思いを伝えるのは簡単じゃない。
その人が大好きになって、
その人のことを知りたくなって、
その人に自分の思いを知ってもらいたくなって、初めて言える。

とてもとても素晴らしい講演会でした。
どんな障害にも意味があって、
神さまは完璧に人間を作っている。
すべてのことに“つじつま”が合うように
“ものごと”は出来ている。
そう教えていただいて、
どんなことがあっても受け入れて行けるような気がしました。
たくさんの涙の中に“強さ”を教えていただきました。
人間ってすごいな、と思いました。

生きるってなんて素晴らしいんだろう。

勇気をたくさんいただけた講演会でした。